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本当の護身術とは「護身術 五段階理論」

多くの人は護身術を誤解しています。護身術の目的は相手を倒すことではありません。
また技を行使することだけが護身術というわけではありません。
剣護身術が考える護身術は護身術 五段階理論で説明しています。

 

1.心構え・気構え

「護身術を身に付けよう」という気持ちを持ちつつ、実際に稽古に取り組むこと。これにより、心構え・気構えを養います。
また、犯罪機会論など、護身に必要な知識を学び、犯罪に遭遇しない生活を心掛けることが大切です。

 

2.危険を察知

危機的状況はいつでも起こり得ます。
目の前で突然事件が起きることもあるので、状況や環境の変化をいち早く察知し、必要に応じてその場を離れることが重要です。

 

3.セルフコントロールによるトラブル回避(接触前)

人間関係の中でトラブルは避けがたいものですが、不適切な言動でトラブルが大きくなることがあります。そのような態度は、事態をさらに悪化させる可能性があります。
ここで重要なのが、頭を下げることによって、人間の価値が下がるわけではない、という認識です。
社会において、他人に対して謙虚な態度を取ることは、自分自身を守り、トラブルを回避する上で非常に重要です。
また、自分の感情を適切にコントロールし、冷静な判断を下す能力を身に付けることも、不必要なトラブルを避けるためにも、欠かせないものです。

 

4.平和的解決(接触後)

可能な限り、話し合いの余地を残す対応(技術)が必要です。
剣護身術のパームガードは、お互いに怪我をさせることなく、平和的に争いを沈静化させることを目指しています。

 

5.最終手段としての技

「自分や大切な人の命を護らなければならない」という、急迫不正の状況(命の危険にさらされた時)で、初めて最終手段としての技が使用されるのです。

 

 

このように具体的な技だけが護身術ではありません。
心構えから学び、知識を学び、危険を察知する方法を学び、哲学、セルフコントロールを学ぶ。これ全て護身術なのです。
そして、五段階のうちで可能な限り早い段階で問題を解決することが、非常に重要です。

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