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稲永俊一様

50代 会社員 武道経験あり

【剣護身術に出会った切っ掛けはなんでしたか?】
私が剣護身術に初めて出会ったのは、仕事の都合でまだ鹿児島にいた2015年頃、実家の福岡に住んでいる弟から「面白そうな武術のセミナーがあるから一緒に参加しないか」との誘いがきっかけでした。
そのころ黒木代表は自ら剣護身術を広めるため全国でセミナーを精力的に実施されており、当日の参加者は打撃や柔術の経験者ばかりで、一流派を持った武道の先生や、とても護身術が必要とは思えない(?)ゴツい武道家ばかりだったと記憶しています。
下手の横好きで打撃系の武道を学び、当日もなんとなく参加した私とは違い、おそらく何度目かのセミナー参加と思われる武道経験豊富で筋肉隆々のその彼らが、マバユイ眼差しで代表を見、熱心に代表の言葉に耳を傾け、好奇心を持って代表の指導を受けている姿を目の当たりにして、今、自分はすごいものを目にしているのだな、と直感しました。
実際、初めて見る「短刀」、「薙刀」、「逮捕術」など、現在の剣護身術の基本となっている技やその理念は素晴らしく、また黒木代表の武道家らしからぬ、明るく、優しく、丁寧なご指導が深く印象に残っています。剣護身術には鹿児島在住の間にもう一度だけ参加した記憶があります。
そして2018年12月より関東転勤をキッカケに、現在、東京本部にて黒木代表より直伝の技を学びながら、日々、研鑽しています。

【入会してから何か変わりましたか?】
剣護身術のコンセプトは相手に負けない戦いに徹する「和ノ戦術」です。
稽古には大東流の技を応用した「柔術技法」や「対打撃技法」、「対武器技法」、「対多人数」など稽古内容も豊富で、クラスも初心者クラス、大東流クラス、実戦クラスなど、レベルに沿った稽古が可能です(ときには実戦クラスの激しい稽古に「こ、これが…和…⁈」などと戸惑うこともありますが(笑)…そこは護身術である以上、武道の側面もあります)。
私は会社では、世に言う中間管理職の立場で、例に漏れず上司や部下の間で悩むことも多々あります。
しかし剣護身術の日々の稽古で、時には先を取り、調和し、間を外す対人稽古を重ねていくうちに、最近は課の意見がまとまらない場合も、以前よりも人の気持ちを上手く読み、干渉せずに望む方向に導く力が増したような気がします。
また、いつぞやは居酒屋で殴り合いに発展しそうな2人(他人)の間に自然と入り、コミュニケーションで2人の気迫を逸らして争いを終わらせたようなこともありました。
そのような経験から、今、私は剣護身術の日々の稽古が、体術としての護身術の向上のみならず、私の人間力そのものを向上させてくれていると確信しています。
今後も自身の人間力向上を目指し、日々、剣護身術の稽古に邁進していきたいと思っています。
黒木代表、道場生の皆さん、これからもよろしくお願いいたします。

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